2012年4月14日土曜日

料理教室 4月13日 清明~穀雨


食工房 銀色の料理教室

この春、目を楽しませてくれた桜も、そろそろ葉桜となってまいりました。

二十四節気でいうと、清明~穀雨に向うとき。

植物たちが活動し始め、土の中からも生き物がどんどん出てきますね。

食材の旬は、およそ2週間ほど。一年のうち、

今しかない出会いえない春の食材達の扱いを、体験して頂きます。

まずは土の付いた状態から、洗い方から皮の剥き方など。

包丁の扱いに慣れる為、色々な切り方にも挑戦してもらい、

下茹で処理の方法と,野菜のアクをどの程度抜くのかという考え方まで。


~menu~

ホタルイカ・若芽・分葱・ウドのぬた(酢味噌)。 

焼き筍 木の芽味噌で。

炊合せ(生麩と筍、春菊、人参、ごぼう、柚子)

独活、タラの芽、竹の子の天ぷら

巻き寿司(干瓢の細巻と玉子巻)

わかめのときたま汁

さつま芋煮、そら豆を、 豆腐クリームで。



生徒さんの一番のお気に入りは焼き筍でした。

今回は出汁をひいて、その出汁で筍を炊き、

白粒味噌から作った玉味噌をつけて、木の芽味噌焼きにしました。

家庭では、一日目、煮て楽しんだ料理を翌日は天ぷらにする、

焼くなどの展開の工夫がとても大事だと思います。

今回の豆腐クリームは調整次第で白和えや

デザートにも使える優れものですし、

自分で玉味噌を作り、それを酢と辛子で伸ばすと酢味噌になること

などの関連が分かってくると、手作り率がどんどん上がって

楽しくなってくるはずです。

火からおろす、水から引き上げるタイミングなど、本ではなかなか

分かりづらい部分を実際に見て、体験してもらう事で

納得し、身につくようお伝えしたいと思います。




次回リクエストは、『胡麻豆腐』。

サイドメニューとして、包丁の研ぎ方、かつら剥きもお教えします。



家族を驚かせたい!というKちゃんの

ご要望で、挑戦してもらうことに・・

夏までに習得予定!ということですので、

じっくり練習してもらいましょう~。

精進料理でおなじみですが、

本葛で実際作った事のある方は少ないのではと思います。

黒蜜をかけるとデザートにもなりますし、一気に

練り上げるには少々気合が必要です、ので

精神集中にもオススメです。

2012年4月9日月曜日

さくら満開です。お花見弁当。




ちらし寿司には大好きな煮穴子を炙ってのせる。
春は天豆も欠かせません。。

大切な食材達。
本来の天日干し無漂白の干瓢。
値は倍程しますが、しっかり干されている為、
通常の1.5倍量には、戻ります。

愛媛の椎茸本場・肱川にて収穫を手伝い
自宅で数日、天日干しした原木椎茸。(品種は115)
気分がよいです。。
一枚ずつ焼いた薄焼き玉子を重ね、
包丁すると錦糸玉子に。
黄色は華やかさを演出する。

出番を待つ弁当箱、通称銀底(ぎんぞこ)。

うどを桜の花びらに。
色づけは梅酢で。


タラの芽の天ぷら、えびのあられ揚げ、里芋こはく揚げ。


菜の花、ふき、大洲の筍に伊予市の木の芽。


ごぼう胡麻酢和え。ポテトサラダ。サツマイモうま煮。


赤出汁はナメコ、三つ葉と柚子、山椒。


良いお天気で、お花見日和でした。
この日梅津寺(ばいしんじ)の砂浜では家族連れで潮干狩り、
岩場ではワカメをとられている方もいましたね。


御注文有難うございました。